活動紹介
活動の経緯
福岡県直方市の北東端に位置する金剛山(こんごうさん)の山麓はかつて山林開拓が行われ、柿やみかん等が生産されていました。1990年代後半のバブル期にはゴルフ場開発が計画されましたが頓挫し、その跡地に市の産業団地が整備されたものの、 周辺の山林は 50 年近く放置され荒廃が進んでいました。このような中、平成17年(2005年)
に市が策定した「環境保全行動計画」で金剛山山麓が里山保全の重点地域となったことを契機に保全の機運が高まりました。平成 22 年(2010年)には、市内の関係 12 団体等で構成する「金剛山もととり保全協議会」が設立し、12ha の市有林を対象に保全活動が行われており、現在は約 250 名の会員が様々な活動に取り組んでいます。
50 年前の里山の再生
活動目標は「放置される以前の里山の再生」です。地域に本来ある植生の回復が重要であるため、活動地周辺の樹木を種子から 育成する等の取組も実施しています。当初は全域にわたって木竹やつる植物が繁茂して人の立ち入りも困難な状態でしたが、週 2 回、年 間延べ 80 回に及ぶ作業を通じて、作業道の設置や、樹木や 竹等の伐採等を行い、明るい里山景観の再生を進めています。発生する間伐材や竹材はチッパーを用いて破砕処理するほか、木炭やチップとして販売するなど有効活用に取り組んでいます。